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一本の古釘
 “一本の無用の古釘をみつけたら、ペンチを持ってきて、すぐに抜き取るような人を育てたい”と、ある会社の社長は言いました。
 “一本の古釘”を、気づかない人、気がつく人、さりげなく見ている人、危険だと感じる人、そのうち抜こうという人、多忙にまぎれて忘れてしまう人、ペンチを持ってきて抜く人。こう分類してみると、古釘を見つけてから抜くまでが案外容易でないことがわかります。
 小学生の答案なら、「気がついていました。危ないと感じました。スグに抜こうと思いました。でも忙しかったので」と言う方が、「気がつきませんでした」と言うよりは良い点数がもらえるかも知れませんが、職場の中では、どちらも零点であることに変わりありません。
 気がつくというのは“注意力”、危ないと感じるのは“安全意識”の問題ですが、抜こうというのは“意欲”に関連があります。会社の中では、思っているだけではダメで、どう行動したか……というのが実行力です。